Ｔｅｒａ＠新川爆釣会管理人のつぶやき

えー、本日で休日も終わり。明日から会社。４０歳過ぎててもユウウツですね（ｗ

で、明日から会社と言う事で本日は夕方から自宅でゴロゴロ休息モード。
何気なく点いていたＴＶでは日テレ系のバンキシャがやっておりました。
そこで先日の地震で壊れた東名高速の工事状況などを定点カメラ設置して
暫定開通するまでのここ数日を徹底的に追っていました。
視点は「盛土してる高速道路は危険。しかもそれが全線の８割。耐震基準もなし」と言う感じでした。

簡単に反論と言うか混同に対する意見を少し。
「耐震基準」と言うのは基本的に地上構造物に対する基準。
地下や土そのものは土圧や盛土が壊れないようにちゃんと「盛り方」を定めるなどの別の基準の話です。
なんで「耐震基準なし→危険」と言う報道は間違ってます。
さらに言えばあの高速道路が出来上がったのは１９６９年全線開通。
私は土木設計屋じゃないので詳しいことはわかりませんが当然当時とは盛土基準も変わっていることでしょう。
建築も土木もそうですが、大きな地震があったり、大規模な事故、天災があると必ず法律は改正されています。
災害で得られたデータを基に基本的にはより安全側へ、改正されているんです。
で、日本は常に天災／災害があるので、言い換えれば、建築、土木の世界はそれらの工作物が
出来上がった瞬間から「既存不適格」になるんです。
放送を見ている限りで「今の耐震基準」をベースにした内容になっていると感じましたのでこれも間違い。
いわゆる「姉歯後」に作られた高速道路っていったいどれだけあります？
無いんだったら、基本的には日本中の高速道路の地上構造部分は全部「既存不適格」ですね。

「全線の８割が盛土」と言ってましたが、田中角栄さんの頃ならいざ知らず、公共事業にもコスト意識を
求められた昨今の高速道路なら盛土の比率が上がるのは当然です。
土とコンクリートのどっちが安いかは素人でもわかる事でしょう。

だんだん酔っ払ってきましたのでそろそろ総括（ｗ

・関係はないけど素人には見分けのつかない「基準」を持ち出して不安を煽る。
・しかもその「関係ない基準」をベースに論を進める。
・違う基準をベースに論を進めるから当然結論は都市伝説／うわさレベル以下のトンデモ論になる。
・でも「ＴＶ／報道機関＝信用出来る」と言う迷信が未だに信じられているからたちが悪い。

報道番組ですらスポンサーや視聴率を気にするようになってしまった今のＴＶ局ははっきり言って
「報道機関＝第４の権力」と言う意識は捨てた方が良いと思いますし、見る側もそう言った先入観は捨てるべきです。

「ＴＶは上層部の意向で平気な顔で嘘をつく」

と言う意識で見なきゃいけない時代に来ているんだ。と言う事を、視聴者側も理解しないと
ＴＶに騙される馬鹿な視聴者と言うレッテルを貼られるかもしれませんよ？（苦笑

あ、タイトルに関係のない話を延々してしまいました。
井沢満さん。スイマセン。あまり良く知りません(^_^;)
が、今回、この高速道路のＶＴＲ明けのコメントでまず現場で作業されている方々への「慰労」の
発言をされました。
この東名の件で「現場への慰労」を発言されたのは私が知る限りではこの井沢満さんが初めてです。
まぁ、週末なんで古館やみのや小倉は番組無いんでたまたま井沢さんのコメントが目に付いただけかも知れません。
が、「ああ、ちゃんと現場に対して慰労の発言が出来る人がまだ居てくれる」と、安心いたしました。


週明け、東名深夜開通を報じる「ワイドショー」があるかどうか・・・
渋滞無いんじゃ、無いんでしょうね、多分（ｗ