Ｔｅｒａ＠新川爆釣会管理人のつぶやき

はい、今回はセキュリティと利便性の話。
最近のマンションは分譲、賃貸に関わらず防犯に関してはかなり力入れてますね。
風除室のオートロックは勿論、監視カメラもだいぶん普及してきました。
他にも専用カードやＩＣキーでの開錠なんてのもありますし、そのキーで
エレベーターもコントロールし、エレベーターのかご内にキーかざさないと
階数ボタン押せない＆自分の階しか押せないと言ったものも登場してます。
（まだまだ普及率は低いですが、網膜確認、指紋確認も勿論商品化されてます。）
最下階や最上階の窓にマグネット式防犯センサー付けて異常があると警備会社
に通報されるようになってたり。高級分譲マンションだと、全住戸に標準装備
だったりします。
玄関ドアは勿論完全武装。サムターン回しやカム送り開錠、こじ開け対応など
最近の犯罪に対してはメーカーもどんどん対応策を考え、それを採用するのは
事業主側も既に当たり前の様に新機能を採用し続けます。

さて、こうまで万全な体制を整えたマンション。
当然、購入（賃貸）を決意した時はこれらの防犯対策に魅力を感じていたはずです。
なんですが、いざ生活を始めるとこれらの「防犯仕様」が、、、超ウザい（ｗ
タイトルにも書きましたが、新聞は１階の郵便受けまで取りに行かなくてはいけませんし
窓センサーはいちいちセットしなきゃいけない。
で、セットしたの忘れて窓開けようものならケタタマシイ音がして警備会社に発報。
ワクワクして手に入れたＩＣキーは紛失、盗難に遭うと部屋に入れないのはもちろん、
エレベーターすら動かなくなる始末。
エレベーター、風除室、駐車場、駐輪場ｅｃｔ、、、どこにいても常に監視カメラが
「いつか来る不審者」の為に毎日毎日「居住者」を監視し続けます。

防犯は常に利便性の対極にあります。
「防犯対策万全」＝「住みにくい。使いにくい」って事をちゃんと「頭と体」で
理解しないといけません。
じゃないと「せっかく高級物件に住んだはずなのに住みにくい！何とかしろ！」と
こうなるわけです。
でも、もし貴方の意見が少数派だったら。この問題は永久に解決しないのです。
「住みにくい事」を我慢して「万全の防犯仕様」を受け入れるしかないのです。
なぜなら他の大多数の方は「利便性より防犯性能」を選んで入居されているのですから。

まぁ、本当はほんの少し前の「鍵なんか掛けなくても大丈夫な暮らし」が
取り戻せれば一番良いのでしょうが。。。ね。
残念ながら、今は、、、もう、、、望めそうもありません。